皆さんこんにちは;自己紹介
30代の会社員、JIN(ジン)です。
日本の四年制大学を卒業後、日系の大手消費財メーカーの営業職としてキャリアをスタートさせ、現在は外資系企業で日常消費領域の複数のビジネスをFP&Aとしてマネジメントしている。
これまでのキャリアで経験した仕事は以下の通り。
- 営業
- 経理(アカウンティング・管理会計)
- 事業企画
- 需要予測
- マーケティング
- FP&A
業界は消費財とIT領域。
勤めた会社は日系2社、外資系2社の合計4社。
FP&Aとは何者か
このサイトに訪れてくれた方は、きっとFP&Aに興味をお持ちで、FP&Aのことをもっと知りたいと思っていることだろう。
今、あなたはFP&Aの仕事をどのように理解しているだろうか?
FP&Aの仕事にも自分のスキルがきっと活かせるはずだ、そう思っている方も少なくないのではないだろうか。
過去の筆者も同じような考えを持っていて、日系の事業会社で経験した管理会計のスキルをよりビジネスに近い立場で活かしたいと思い、外資系事業会社のFP&Aへと転職した。
現在は採用責任者として面接を行うことも仕事の一つになったが、既にFP&Aで活躍している人だけでなく、監査法人や経理、金融系企業など(他にも営業や内部監査など様々)のバックグラウンドから、未経験でCommercial FP&A(事業部門のFP&A、以降FP&Aに統一)に転職したいという方が数多く応募してくださる(非常にありがたいことである)。
それらのバックグラウンドに限らず、この採用活動の過程でよく聞く言葉が、「これまでの経験やスキルを活かして」というフレーズだ。
しかし、面接でその経験やスキルをお伺いして、こちらからも提供できる経験とそれに必要なスキルを実務ベースで具体的に説明したり、採用面接の一部でケーススタディを行ったりすると、応募してくれた方に「思っていたことと違った」「どうやって分析すればよいかがわからない」ということがかなり頻繁に起こる。
FP&Aという仕事はまだまだ日本において馴染みが薄く、こういうことが起こってしまうのも無理がない。FP&Aは管理会計や経営企画などの職務とも混同されがちだ。
未経験の方は身近にFP&Aの仕事をしている人がいない限り、インターネットでFP&Aの仕事内容を検索するか、転職エージェントに教えてもらうかくらいしか調べる方法もないだろう。
インターネットで調べてみると、「FP&Aは経営層に近い立場で、財務状況の分析を行いビジネスパートナーとして経営戦略や事業戦略をアドバイスする」といった具合に、財務や会計、経営、戦略という類の言葉が並んでいると思う。
初めてFP&Aとして転職した当時の筆者も、その調べた仕事内容から、これまでの経験やスキルが活かせるものと思い込んでいた。
そのときの筆者は日商簿記2級に合格しており、管理会計の担当者として予算作成やフォーキャスト、取引会社や競合企業の財務諸表分析も行っていたことから、外資系のFP&Aでもそれらのスキルを活かすことができるだろうと自負していたのだが、転職後の現実は全く違っていた。
実際にFP&Aとして働いて分かったことは、FP&Aに財務分析スキルが必要となる機会はほぼ存在せず(もちろんゼロではない)、日系企業の管理会計を経験して身に付けたスキルは、どちらかというとAccounting部門で必要とされるものということだった。
これは筆者が経験した外資系の2社どちらにも共通したことで、他の会社でFP&Aをやっている筆者の友人や先輩たちも同様の理解をしている。
どうだろう。ここまで聞いて、あなたの中のFP&A像が揺らいできているのではないだろうか?
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このサイトであなたにお伝えすること
未経験の方にはなんともよくわからないFP&Aのことをよく理解してもらうため、また、転職でFP&Aのキャリアを考えている方がその転職を失敗させないために、このサイトでは次の3つのことをお伝えしていきたい。
あなたが納得してFP&Aへのキャリアパスを切り開いていくことを、心から応援している。